君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
りりside





あの後那月くんと千絵と色々話して自分のことを1人ずつ話した。





那月くん、いちご好きなんだ……ふふっ、





知らない彼らのことをいっぱい知ることができた。




あ、………そろそろ一時間目終わる。





「、そろそろ行こっか…」




「うげぇ、一時間目終わんの早くない!?
りりと話したい〜〜」


「お前がいちばん話してただろうが。」



「あ、いったぁー!何すんのよ、このっ」



「はいはい、暴力女ー」




ふふっ、なんだかんだ笑顔だし仲良さそう!



あ……………でも、那月くんが千絵のこと好きだったら私………勝ち目ないかも……





千絵、透明肌だし、竹を割ったような性格だからモテるし……可愛いし……ど、どうしようっ…………!!





でも……勝ち目ないから、あ、ぁ諦めるしか……




「ぎゃー、りり助けてっ、こいつに1発お見舞いよろしくっ!!」





「ええっ……!!」




「おい、卑怯だぞ。りり使うんじゃねー」




私の後ろに隠れた千絵は、私越しに那月くんを睨んでいる。




ど、どうしよぉっ……!




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