君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「えーっとね………ここ。!」



少し屈んでもらって指を指す。





「……ん〜?わかんないからりりなおして」



「えっ、わ、わかった……」




カバンからクシを出す。




この中学意外と校則が緩いの。


普通の公立中学なんだけど、6年生の時の進路では、私以外でいなかった、……正直言うと嬉しかったけどね。





まぁ、私をいじめてきてたクラスメイトの友達が噂を梅子ちゃんが始める前に流したのが歯車になったんだよね。






なんだっけ……?確かこの中学、テスト難しすぎるとか、勉強進むのが公立にしては早いとかだったっけな……





「…りり?」「あっ…!ごめん。」




「いや、謝るのはこっちなんだけどね…」




那月くんの顔って……イケメンだなぁ…



アイドルに居そう…ってか、俳優で居そうな顔をしてるもん。




いや、それ以上にかっこいいけどねっ…!?




「えーと、じゃ、座ってくれる?那月くん」





「ん、わかった。」




このぴょんってした寝癖かわいいなぁ…




クールで誰もよらなさそうな顔してるから、
なんか萌えるよね。





実際は、どっちかって言うとうーん……、
トイプードルみたいな性格な気がする……





小さい霧吹きで、シュッと濡らす。



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