君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「……、どうゆうことでしょうか?」






「……、この事実を見ても言えるんですか」







「「「………?」」」





私たちがいる談話室は校長室の隣。






その隣である校長室から、聞き覚えのある声が聞こえる。




「なんか……あったのかな?」





「…?わかんない。」


2人が会話をする。




「りり?」



私は止まっていた。




その聞き覚えのある声がある人達に重なった。





え………でも、学校にいるはずないのに……






「お母さん…と、お父さん…?」




「「え?」」




校長室から聞こえる威圧感のある声。





それは、私の実の両親の声だった。




☆☆☆




那月side




はぁ…、、あれ以上一緒にいたら俺はボロを出してしまうだろう。だから、廊下で風に当たろうと思って3階の窓から顔を出す。



熱を帯びた頬が風により冷めていく。




んー……気持ちいいー。




「りり、好きな人いるの?」




「えっ……とぉ、」




そんな会話が聞こえた。



りりの好きな人は俺であってほしい。
そう願うばかりの答えるのに迷っているような声。





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