君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
「みんなおはよー。」





多摩くんがあくびをしながら言った。





「那月くん!今日一緒に帰ろー!」





「あー、ごめん今日先生と話すことあっから。」





「那月ー、ノート見せて!!ジュース奢るから!」





「じゃ、メロンソーダよろしく。」






「ありがとな!!那月!!」





次々と会話を返していく。





那月くんは、性格も顔もいいからモテモテ。




男子からも慕われている、とてもいい人。








私、……友達でもこんなふうに会話できない気がする……なぁ




いいなぁ……





って、私ったらこんな事考えてたら時間無くなっちゃう!!


ただでさえ朝時間少ないのに……バカ!私、



そう思って、目を多摩くん方から外そうとした時、、



バチッ……




え……、目が……あっ……た。



たまーに見ていたけど初めてだ…目合うの。




私のこと見てたって……こと?



目が合うだけでこんな考えちゃうなんて……
うぅ……、私人に慣れて無さすぎ………




意味なんてきっとないよね?





この考えが、浮かんでは消えてを繰り返しながら先生に頼まれたプリントの必要項目を書いていったら、いつの間にかチャイムが鳴った。






ーーー



地味子ちゃん




fin










< 4 / 60 >

この作品をシェア

pagetop