君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜



あっけなくその言葉を破り、気がついたら口に出していた。




ここのベランダから落ちたら、






辛く………、なくなれるのかな?



いやきっとむりだろう。下にはクッションみたいな植木がある。




きっと起きたら、痛みに悶えて苦しくなるだけだろう。




私はお母さん達に迷惑をかけたくなかったから、あれがほしいだとか、助けてって言葉がいえなかった。





スマホ………買ってもらえればよかった。




わたしは習い事はしてないので、夜遅く帰ることもないのでわたしはいらないの?と聞かれても、大丈夫、としか言わなかった。





スマホがあったら、相談だっていろんなことができるのに。




「………」




起きてるとなんかもう辛くてしょうがない。




寝よう。起きた時が絶望でしかないけど。






寝てて、そのままこの世からさよならしちゃいたいけど。





「………ねよ。」


わたしはそうして涙を流しながら
寝た。





✴︎✴︎✴︎





「りりー!ごはんよー、」



「…………、ん、はーい!」



うわ………、二時間くらい寝てた。。



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