君の一番になりたい 〜空に羽ばたく宝石〜
君の1番
「おはよう。」
わたしはあれからやっぱり疲れてたみたいで何時間も寝た。
お父さんと約束したとおり3日後、
わたしは学校にやってきました。
「……、よかったぁ……、りり。いる、
夢じゃないね」「……うん、夢じゃないよ」
千絵は、泣いてるようだった。
わたしがきたと言う紛れもない事実に安心したのだろうか。
「ごめんね……心配かけて。」
「うぅん、りりとこうして話し合えて、充電できてるので大丈夫ですん、」
「充電……?はよく分からないけど、千絵は大丈夫ってことね。」
「うん、おかえり。千絵。」
「…、ただいま。」
わたしはぎゅっと抱き返した。
「……、りり。」「あ、おはよう。那月くん。」
「後でちゃんと挨拶するからちょっときて」
ドアのほうにいる焦り気味の那月くんは、わたしの手を引っ張る。
「ど、どうしたの。」
「………姉貴が心配してついてきたから。
りりが来れば大丈夫かな。って思って……
ごめん。」
「えっ、ううん、私も麻耶さんと話したかったの」
嬉しいなぁ……心配してくれる人がいることが嬉しくてたまらない。