気高き暴君は孤独な少女を愛し尽くす
「え? あの……ひゃぁっ?」
ベッドに落とされた。
「お前ね。最後の一本にするつもりで吸ってきた直後に、なんでそんなこと言うかな」
「んんっ、……」
すかさず押し当てられた熱が思考を遮る。
じっくり、かたちを確かめるように柔く噛まれれば、じん……と甘い刺激が走る。
「や…、ぅ」
キスでぐたっとした私の体を、歴くんは優しく押し倒した。
あ……。
色めき立った瞳にあてられて、ドクン!と心臓が暴れる。
その反対に、頭は熱がこもったようにぼうっとしている。
いつの間にか、脚の間に歴くんの体があって、ぴたりとは閉じられなくなっていた。
どうしよう、中、見えちゃう……っ。
「で……電気、消してくだ、」
「面倒」
「ひゃ、だ、だめです……っ、見たらだめ……」