気高き暴君は孤独な少女を愛し尽くす


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『歴くんまだお昼ですよ、』

『夜からだと時間足りねーもん』


自分の口からそんなセリフが零れてくることが信じられない。


叶愛より、恐らく俺のほうがびっくりしている。


一度肌に触れたときから、タガが外れたように求めてしまう。

四六時中一緒にいたい。

一晩中抱き続けても足りない気がする。



病気なのかと思うくらい、叶愛のことしか考えられない……──────。

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