秘密のメッセージを送った相手はスーパーアイドルでした。
うーんでも、Hinaが書くラブソングはもっと見てみたいかもしれない。
「Hinaの書くラブソングがもっと見たいから、恋愛ものが見たいな!(笑)」
送信、っと。
送ってから改めてHinaの歌詞を読んでみた。
「かわいい君が好きでたまらない
僕だけを見て 僕だけに夢中になって
君だけを独り占めしたいんだ」
なんてストレートで甘々な歌詞なんだろう……!
ちょっと恥ずかしいかもしれないけど、こんな風に真っ直ぐ「好き」を伝えられたら、胸キュンが止まらなくてクラクラしちゃいそう。
もしこんな台詞を星夜くんに言われたら――、
「……って、私ったら何考えてるの!?」
やばい、今のは完全にダメだ。
バカバカ、私のバカ!!
こんな妄想、恥ずかしいっ!
「私なんか、妄想するだけでもおこがましいよ……」
今日また星夜くんと会って、Siriusの曲を聴いて――星夜くんに惹かれる気持ちが大きくなっているのは確かだ。