秘密のメッセージを送った相手はスーパーアイドルでした。

4.親友の裏切り



 鏡に映った自分を見て、びっくりした。


「わあ……!」

「どう?かわいくない?」


 お姉ちゃんは満足そうに微笑む。
 お姉ちゃんにやってもらい、前髪を綺麗にカットして後ろ髪はポニーテールにしてもらった。
 三つ編みを入れてアレンジが入っているのがかわいい。

 私も自分で結んでみるけど、お姉ちゃんがやるとポニーテールでも全然違う。

 ボサボサだった眉毛も綺麗にカットしてもらった。


「眉毛ってかなり大事なんだよ。それだけで印象変わるから」


 本当に野暮ったい印象だったのが、ちょっとスッキリしたように見えなくもない。

 アイプチでくっきり二重にしてもらうと、何だかもう別人みたいだ。
 思い切ってメガネもやめてコンタクトにした。


「お姉ちゃんすごい……!スッピンでも変われるんだ!」

「学校でもできるプチメイク研究しまくったからね〜」

「ありがとう!」

「最後に仕上げね」


 お姉ちゃんは私の唇に色付きリップを引いてくれた。唇に赤みが差した。


「うん、かわいい!」


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