秘密のメッセージを送った相手はスーパーアイドルでした。


 照れ臭そうな星夜くん、かわいいな……。


「だから何となく思いついた歌詞を書き留めておくメモ帳感覚だったんだけど、まさか彗が見つけてくれるなんて思ってなかった。
改めてDMありがとう。すごく嬉しかったよ」

「私の方こそ!Hinaの……星夜くんの書く歌詞、本当に素敵だったよ」

「ありがとう。曲も作ってたんだけど、流石に声を載せるわけにはいかなかったからさ。ポエム書いてる痛いやつだなって思ってた」

「そんなことないよ!」


 少なくとも私は救われた。
 Hinaがいたから頑張ろうって思ったし、学校にも通えていたんだ。


「私ね、Hinaの…星夜くんの書くストレートで優しい言葉が大好きだよ」

「……それは、彗なんじゃないの」

「え?」

「ストレートで優しいじゃない」

「えっ!?い、いや、そんなこと……!」

「とにかく、もしかして彗がスイなんじゃないかと思ったら、曲を一番に聴いて欲しいと思ったんだ」


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