君は輝く私のヒーロー
静かな体育倉庫で日が落ちる頃、私はいつもどうりいじめを受けていた。
「あんたなんか、死ねばいいのに」
「死ぬかよ、ばーか、、、、」
「あんた、そんな男子みたいな口調ばっかだからまきとくんに振られたんじゃないの?w」
「ど正論言われて黙り込んじゃったか!あーあ、可哀想に」
別に私だって男っぽいのは分かってる。振られた理由だって多分それだろうって大体目安はついてる。
「いやさぁ、いじめなんかやってるお前らの方が私なんかよりよっぽどダサいじゃん」
「は?まだごちゃごちゃ言ってるんですけどー!」
「ヴッ、、、、」
腹を蹴られた衝撃で吐き気がましてくる。
「はーい、そこまで」
私の後ろから知ってる声が頭の上から降ってきた。
「録音、これ証拠になるから。校長に提出させてもらうね」
「ちょ、ちょっとこんなやつ庇う必要なんかないじゃん!!」
「いじめを見逃すわけにはいかねぇだろ。てかさ、」
え、まきと、、、。私の事なんかどうでもいいんじゃ、、、、。
「俺、さやかの事ふったわけじゃないから」
「は!?だって、ごめんって言ってたじゃん!!」
「まきと、私のことはもうどうでもいいだろ」
「どうでも良くねぇだろ。大体あのときごめんって言ったのは、いじめに気づけなくてごめんなって意味だったんだよ」
だからあの時、周りを気にしてたんだ、、、。
でも、なんで嘘コクって気づいてたんだ?
「も、もう知らない!お前らのこと一生恨んでやるわよ!」
「ほら、立てよ」
そう言って、私に向かい手を伸ばす。
「まきと」
「ん、なに?」
「なんであの時嘘コクって気づいてたの?」
私は、不思議でしょうがなかった。
すると、まきとがゆっくりと口を開いた。
「アイツらの会話、廊下でこっそり聞いてたんだよね」
「へぇ、そうだったんだ。
だからか。納得した私は、まきとに対して聞きたかったことを質問した。
「てかさ、私がもし本当に告白してたら、まきと、断ってた?」
「それは、、、、秘密」
「え?なんでだよ教えろよ!」
「教えたら、好きバレすんだろ」
「え、それって、、、、、、」
「どういう意味かは、お前が考えとけよ!さやか」
今ものすごく顔が赤くなっているだろう。顔がものすごく熱い。
「も、もう。まきとのバカ」