Sweet silent night
15.月城くんからのプレゼント
ふふっと笑うあたしの顔を、月城くんがじっと見つめてる。
あれっ、あたしなんかヘンなこと言っちゃったかな?
月城くんは、少しだけうつむいて。
「これで、星野さんも笑顔になってくれるかな?」
と、あたしの前に置かれたのは、チョコレートでできた音符がちりばめられた、ふわふわの白いムース。
「わあ、かわいい!」
月城くんは、ちょっぴり恥ずかしそうに頭に手をやりながら。
「このスイーツ、星野さんをイメージして作ったんだ」
「あたしを!?」
しかも月城くんの手作り?
「うん。楽しそうにピアノ弾いている星野さんを思い浮かべて。今日演奏する姿を見てあらためて気づいたんだ。オレは、たくさんのひとを元気にする明るさと、思いやりを持つきみのことが好きなんだって。星野さんは迷惑だったかもしれないけど、今日一日きみといっしょにいられて、すっごくうれしかったんだ」
「月城くん……」
思いがけない言葉に、全身がホワホワッと熱くなる。
あたしのピアノだけじゃない。
月城くんは、ちゃんとあたし自身のことまで見ていてくれてたんだ。
「よかったら食べてみてよ。ほっとくと溶けちゃうから」
「え? う、うん!」
あれっ、あたしなんかヘンなこと言っちゃったかな?
月城くんは、少しだけうつむいて。
「これで、星野さんも笑顔になってくれるかな?」
と、あたしの前に置かれたのは、チョコレートでできた音符がちりばめられた、ふわふわの白いムース。
「わあ、かわいい!」
月城くんは、ちょっぴり恥ずかしそうに頭に手をやりながら。
「このスイーツ、星野さんをイメージして作ったんだ」
「あたしを!?」
しかも月城くんの手作り?
「うん。楽しそうにピアノ弾いている星野さんを思い浮かべて。今日演奏する姿を見てあらためて気づいたんだ。オレは、たくさんのひとを元気にする明るさと、思いやりを持つきみのことが好きなんだって。星野さんは迷惑だったかもしれないけど、今日一日きみといっしょにいられて、すっごくうれしかったんだ」
「月城くん……」
思いがけない言葉に、全身がホワホワッと熱くなる。
あたしのピアノだけじゃない。
月城くんは、ちゃんとあたし自身のことまで見ていてくれてたんだ。
「よかったら食べてみてよ。ほっとくと溶けちゃうから」
「え? う、うん!」