異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
でも眠っている私の身元確認をするために、仕方がなかったのかもしれない。
渡されたノートを見てみると、見たことのない文字が綴られていた。
絵のような、クニャクニャしたミミズが張ったような文字。
しかし、なぜかそれを見ると記憶が思い出してきて、読めるようになってきたのだ。

――11月27日
私は大好きなゲームの世界へ迷い込んだ。
ゲームの中の呪文を唱え、猫じゃらしで円を描くように動かすと、異世界に行くことができると、見つけた本に書いてあったのだ。
実験してみたら……本当に異世界トリップしてしまった!
しかもそこは、獣人皇帝シャネードのお部屋だったのだ。
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