異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
☆2
☆2
――8月24日
暑い。
いい人に巡り会いながら、私は移動を続けている。
お腹が大きくなってきて大変だけれど、順調だ。
可愛い赤ちゃんが生まれてくるのが楽しみ。
それと同時に、仕事を見つけてちゃんと育てていけるのか、不安もある。
しかし覚悟を決めたのだから頑張らなければいけない。
頑張れ、私。
そこで日記は終わっていた。
「はぁ……」
私は深い溜息をつく。
日記を読んで、どんな日々を送っていたかを思い出した。