異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
「セイラは本当に素晴らしい。可愛いだけじゃなくて、頭もいいし、最高の妻になる」
また頬をスリスリとさせて、何度もチュッチュッとキスをしてくれる。
「ほら、たくさん食べるんだ」
テーブルに守られているフルーツを手に持って口元に持ってきた。
「自分で食べられますよ」
「日中は忙しくて一緒にいられないから、夜ぐらいはこうして世話をさせてほしい」
恥ずかしいけれど私は大きな口を開けた。
甘酸っぱいフルーツの味が広がっていく。
恥ずかしい。日本で生活していた時には恋人がいなかった。
まさか、ずっと好きだったゲームの推しとこうして夫婦として生活できるなんて想像もしていなかった。
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