異世界トリップして、猫獣人皇帝の赤ちゃんを身ごもり、新たな使命に生きることとなりました!
皇帝の妻となり、大変な運命になってしまったけれど、受け止めて乗り越えていくしかない。

正式に国民に結婚が発表され、私は婚約者となった。盛大な結婚式が開かれる予定だ。
婚約の発表会では、私が国民に受け入れられるように、一部の貴族を招待して、私の考案した良品を振る舞った。
日本人だった知識が役に立ったようで、否定的な意見の人も料理を口にすると瞳を輝かせて受け入れてくれたのだ。
「素晴らしい。これは我が国の武器になるかもしれません」
「そうだろう?」
シャネードは満足そうに相槌を打って返事をしている。
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