冴えないオレに、めちゃカワな詩音さんは「君の一番のファンは私だよ」と言ってくれた!
第13話 オレやってみます
「いやあ。すごいじゃん! 大野くん」
理科室に行くために渡り廊下を歩いていると前から相楽部長がオレを見かけてでかい声で話しかけてきた。
「なにがですか?」
「またまたあ。とぼけちゃって。
詩音助けたんでしょ? 君やるね」
恥ずかしかった。
助けたって言ったってコテンパンにやられたんだ。
まあ村井が今朝謝ってきたけど。
強引すぎたって詩音さんにも謝ったらしい。
「あっそうそう。今日から絵本大賞に向けて本腰入れるから」
「えっ? 賞に出すんですか?」
「あたりまえ。コンテストに出したほうが張り合いがあるでしょうが」
「オレやってみます」
絵本を描いたことないけど描いてみたかった。
「健人〜! 遅れるぞ」
和正が渡り廊下の先で呼んでる。
「じゃああとで」
「はい」
今日も部活が楽しみだ。
理科室に行くために渡り廊下を歩いていると前から相楽部長がオレを見かけてでかい声で話しかけてきた。
「なにがですか?」
「またまたあ。とぼけちゃって。
詩音助けたんでしょ? 君やるね」
恥ずかしかった。
助けたって言ったってコテンパンにやられたんだ。
まあ村井が今朝謝ってきたけど。
強引すぎたって詩音さんにも謝ったらしい。
「あっそうそう。今日から絵本大賞に向けて本腰入れるから」
「えっ? 賞に出すんですか?」
「あたりまえ。コンテストに出したほうが張り合いがあるでしょうが」
「オレやってみます」
絵本を描いたことないけど描いてみたかった。
「健人〜! 遅れるぞ」
和正が渡り廊下の先で呼んでる。
「じゃああとで」
「はい」
今日も部活が楽しみだ。