本当は誰よりも可愛い君。~君の全てを守りたいから
トイレでこっそり話を聞いてからずっと心がモヤモヤして、授業に集中出来なかった。そしてついに放課後になった。
目の前で衣装を傷つけられても私は花田さんに抵抗出来なさそうだし、ひとりじゃ不安だったから陽大くんを誘ってから行こうと思っていた。けれど2組の教室を覗いても陽大くんはいなくて。ちょっと待っていたら陽大くんが教室に戻ってきた。
陽大くんは日直で、先生に頼まれたことをしていたらしい。
「ここに来るのめずらしいね。どうしたの?」
「あのね、今日の休み時間、話をきいちゃったんだけどね……」
私はトイレで聞いたふたりの会話を急いで陽人くんに話した。
「優乃ちゃん、すぐに行こう」
職員室に被服室の鍵を取りに行ったけど、鍵がなかった。
「もしかして、花田さんかな?」
「かもね」
急いで被服室へ向かうと、ドアが開いていた。中に入ると準備室も開いていて、中から「カシャ」って音が聞こえた。そして花田さんが出てきた。
目の前で衣装を傷つけられても私は花田さんに抵抗出来なさそうだし、ひとりじゃ不安だったから陽大くんを誘ってから行こうと思っていた。けれど2組の教室を覗いても陽大くんはいなくて。ちょっと待っていたら陽大くんが教室に戻ってきた。
陽大くんは日直で、先生に頼まれたことをしていたらしい。
「ここに来るのめずらしいね。どうしたの?」
「あのね、今日の休み時間、話をきいちゃったんだけどね……」
私はトイレで聞いたふたりの会話を急いで陽人くんに話した。
「優乃ちゃん、すぐに行こう」
職員室に被服室の鍵を取りに行ったけど、鍵がなかった。
「もしかして、花田さんかな?」
「かもね」
急いで被服室へ向かうと、ドアが開いていた。中に入ると準備室も開いていて、中から「カシャ」って音が聞こえた。そして花田さんが出てきた。