本当は誰よりも可愛い君。~君の全てを守りたいから
去年、変身コンテスト参加申込のプリントが職員室前に置いてあった時期、職員室前で花田さんと赤間さんが私の悪口を言っていたらしい。
陽大くんがその悪口を直接聞いていたらしく……その時のふたりの会話を教えてくれた。
「香織、100パーセントコンテスト優勝だね!」
「そんなことないよぉ。いや、実は結構自信あるけどね」
「じゃあ、逆に100パーセント優勝出来ない人って誰だろう」
「……白雪とか? 変身めちゃくちゃ頑張ってもあのまま何も変わらないで、ずっと地味っぽいイメージ」
「ってか、白雪、コンテストに出れるのかな? 実行委員に拒否されて出れなさそう」
「えっ? そこ?」
そう言ってふたりは申込書を持って笑いながら職員室前からいなくなったらしい。
1年の時もふたりは私と同じクラスだった。その時からすでに悪口を言われている気がしていた。こそこそ話しながらこっちを見て笑っていたから――。
ずっと心の中がモヤモヤしていた。
陽大くんがその悪口を直接聞いていたらしく……その時のふたりの会話を教えてくれた。
「香織、100パーセントコンテスト優勝だね!」
「そんなことないよぉ。いや、実は結構自信あるけどね」
「じゃあ、逆に100パーセント優勝出来ない人って誰だろう」
「……白雪とか? 変身めちゃくちゃ頑張ってもあのまま何も変わらないで、ずっと地味っぽいイメージ」
「ってか、白雪、コンテストに出れるのかな? 実行委員に拒否されて出れなさそう」
「えっ? そこ?」
そう言ってふたりは申込書を持って笑いながら職員室前からいなくなったらしい。
1年の時もふたりは私と同じクラスだった。その時からすでに悪口を言われている気がしていた。こそこそ話しながらこっちを見て笑っていたから――。
ずっと心の中がモヤモヤしていた。