総長様の愛が止まらない





両手で胸ぐらを捕まれたことによって指してた傘も手から離れて濡れしまった。





そのことはどうでも良くなるほどに兄が怖くて、




「乗ってないです、」





「じゃあ、何だ?アイツらと一緒にバカにしてるのか?」





「バカになんて、」





「そうだ、全部アイツが悪いんだ、アイツのせいで、」




隼人さん……??




ゆっくりと離された手、ブツブツ言う兄。




「アイツさえいなくなれば、」




隼人さん……!?




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