総長様の愛が止まらない
「嫌じゃねぇの?」
「嫌じゃないです、」
「あぁ〜!!」
「隆二さん!?」
ど、どうしたのでしょ?急に隆二さんが地面の上に仰向けで寝転んでしまいました。
「優花ちゃんが急に会えないって言われて、やっぱ不良は無理かって落ち込んでたんだよ。暴走族だってことも隠してるしね。でも、やっぱどうしても会いたくてコッソリ顔だけ見る予定だったのが、ね?」
私が鞄を取られてしまう所を見て助けて下さったと。
「確かに不良は怖いです。でも隆二さん達は違います。それなのに、会えないって言ったのは、父の件と私自身の件が理由です。けして、隆二さん達が不良だからという理由じゃないです」