義理の妹に計画的にハメられたけれど、大好きな幼馴染だけは渡しません!
「健太お兄ちゃん、どうしたの!?」
今年中学3年生の健太は塾に通い始めていて忙しそうにしていた。
だから絵美から会いに行くことも避けていたのだ。
今年高校受験だから、頑張ってほしいと思って、会いたい気持ちを我慢していた。
「勉強の気晴らし。うちの親がマフィンを作ったから、届けに来た」
そう言って健太は紙袋を掲げてみせた。
中の箱からは甘い香りがしてきている。
お菓子の準備まではしてくれていなかったから、ちょうどいい。
「ありがとう!」
絵美は紙袋を受け取り、それから困ったように健太を見た。
「ごめん。今両親が出てていないの。だから」
勝手に家に上げることはできないと続けようとしたときだった。
「あ! お隣のお兄ちゃんだ!」
話し声を聞いてリビングから出てきた花子が嬉しそうに声を上げた。
今年中学3年生の健太は塾に通い始めていて忙しそうにしていた。
だから絵美から会いに行くことも避けていたのだ。
今年高校受験だから、頑張ってほしいと思って、会いたい気持ちを我慢していた。
「勉強の気晴らし。うちの親がマフィンを作ったから、届けに来た」
そう言って健太は紙袋を掲げてみせた。
中の箱からは甘い香りがしてきている。
お菓子の準備まではしてくれていなかったから、ちょうどいい。
「ありがとう!」
絵美は紙袋を受け取り、それから困ったように健太を見た。
「ごめん。今両親が出てていないの。だから」
勝手に家に上げることはできないと続けようとしたときだった。
「あ! お隣のお兄ちゃんだ!」
話し声を聞いてリビングから出てきた花子が嬉しそうに声を上げた。