義理の妹に計画的にハメられたけれど、大好きな幼馴染だけは渡しません!
どこを探せばいいかわからなくて立ち尽くす。
1度小学校まで行ってみようか、それでもいなければお母さんに連絡しなきゃ!
まさか誘拐とか、交通事故とかに巻き込まれてないよね!?
性格に難があるといっても花子はまだ小学生だ。
大人誘拐されれば抵抗できない可能性の方が高い。
今頃どうなっているか……。
どんどん悪い妄想が膨らんできて慌てて小学校へと足を向けたときだった。
街灯の奥から二人分の人影がこちらへ向けて歩いてくるのが見えて、絵美は立ち止まった。
1人は背が高くて、1人は小さい。
その人影が近づくにつれて、花子と健太であることがわかった。
「花子ちゃん!」
絵美は慌ててふたりに駆け寄った。
花子は健太と手をつないで、嬉しそうに鼻歌を歌っている。
絵美に気がついても見向きもしない。
その態度に絵美はムッとして顔をしかめた。
人がどれほど心配していたか、全く考えていないみたいだ。
「ちょっと花子ちゃん、今までどこに行ってたの? こんな遅くまで出歩いちゃダメでしょ!」
1度小学校まで行ってみようか、それでもいなければお母さんに連絡しなきゃ!
まさか誘拐とか、交通事故とかに巻き込まれてないよね!?
性格に難があるといっても花子はまだ小学生だ。
大人誘拐されれば抵抗できない可能性の方が高い。
今頃どうなっているか……。
どんどん悪い妄想が膨らんできて慌てて小学校へと足を向けたときだった。
街灯の奥から二人分の人影がこちらへ向けて歩いてくるのが見えて、絵美は立ち止まった。
1人は背が高くて、1人は小さい。
その人影が近づくにつれて、花子と健太であることがわかった。
「花子ちゃん!」
絵美は慌ててふたりに駆け寄った。
花子は健太と手をつないで、嬉しそうに鼻歌を歌っている。
絵美に気がついても見向きもしない。
その態度に絵美はムッとして顔をしかめた。
人がどれほど心配していたか、全く考えていないみたいだ。
「ちょっと花子ちゃん、今までどこに行ってたの? こんな遅くまで出歩いちゃダメでしょ!」