義理の妹に計画的にハメられたけれど、大好きな幼馴染だけは渡しません!
☆☆☆
「はいこれ、みんなにあげる!」
翌日の夕飯時、花子は手作りしたブレスレッドを家族全員にプレゼントした。
地味なビーズで丁寧に作られたそれは小学生が作ったとは思えないものだ。
普通に紐にビーズを通すだけでなく、何度も同じビーズに糸を通すなどしてデザインされている。
「まぁ綺麗! ありがとう花子ちゃん」
お母さんは緑のブレスレッドを喜んでその場でつけた。
お父さんは青色のブレスレッドをジッと見つめて「そうか。花子はこんなに手先が器用だったのか」と、つぶやいた。
その顔はとてもうれしそうだ。
花子も自分用にオレンジ色のブレスレッドを作ってつけている。
「ほら、絵美もお礼くらい言いなさい」
「……ありがとう」
絵美はもらったブレスレッドを見下ろして呟く。
こんなにキレイなビーズのアクセサリーをもらって嬉しくないわけじゃない。
だけどさっきからニコニコと満面の笑みを浮かべている花子のことがきになって仕方なかった。
「はいこれ、みんなにあげる!」
翌日の夕飯時、花子は手作りしたブレスレッドを家族全員にプレゼントした。
地味なビーズで丁寧に作られたそれは小学生が作ったとは思えないものだ。
普通に紐にビーズを通すだけでなく、何度も同じビーズに糸を通すなどしてデザインされている。
「まぁ綺麗! ありがとう花子ちゃん」
お母さんは緑のブレスレッドを喜んでその場でつけた。
お父さんは青色のブレスレッドをジッと見つめて「そうか。花子はこんなに手先が器用だったのか」と、つぶやいた。
その顔はとてもうれしそうだ。
花子も自分用にオレンジ色のブレスレッドを作ってつけている。
「ほら、絵美もお礼くらい言いなさい」
「……ありがとう」
絵美はもらったブレスレッドを見下ろして呟く。
こんなにキレイなビーズのアクセサリーをもらって嬉しくないわけじゃない。
だけどさっきからニコニコと満面の笑みを浮かべている花子のことがきになって仕方なかった。