義理の妹に計画的にハメられたけれど、大好きな幼馴染だけは渡しません!
未来への約束
よく晴れた日の午後。
絵美は学校の帰りに広間へ立ち寄っていた。
この前1人でここへきたときに子猫の鳴き声を聞いた気がして、気になっていたのだ。
茂みの前にしゃがみこんで子猫が出てこないか待っているのだけれど、なかなか姿を見せてくれない。
でも、さっきからガサゴソと動き回る音が聞こえてくるから、きっとここにいるはずなんだ。
「絵美、なにしてるんだ?」
その声にドキッとして振り返ると、そこには不思議そうな顔をした健太が立っていた。
「こ、この前ここで猫の鳴き声を聞いた気がして」
「本当に? あいつの子供がまた子供を生んで連れてきたのかもしれないな」
ってことは、最初にサエをあげていた猫はもうおばあちゃん猫になったのかもしれない。
「ねぇ、あのとき言ってたことなんだけど」
「ん?」
健太は絵美の横に座り込んで同じように茂みを確認しながら、首を傾げた。
絵美は学校の帰りに広間へ立ち寄っていた。
この前1人でここへきたときに子猫の鳴き声を聞いた気がして、気になっていたのだ。
茂みの前にしゃがみこんで子猫が出てこないか待っているのだけれど、なかなか姿を見せてくれない。
でも、さっきからガサゴソと動き回る音が聞こえてくるから、きっとここにいるはずなんだ。
「絵美、なにしてるんだ?」
その声にドキッとして振り返ると、そこには不思議そうな顔をした健太が立っていた。
「こ、この前ここで猫の鳴き声を聞いた気がして」
「本当に? あいつの子供がまた子供を生んで連れてきたのかもしれないな」
ってことは、最初にサエをあげていた猫はもうおばあちゃん猫になったのかもしれない。
「ねぇ、あのとき言ってたことなんだけど」
「ん?」
健太は絵美の横に座り込んで同じように茂みを確認しながら、首を傾げた。