知人の紹介で
 まったく恐怖がなかったかと言えば嘘になる。それでもたくさんの愛を伝えてくれる真由美を想えば、圭吾は最後のその一歩を超えられた。体を繋げてしまえば、もうあとは難しくなかった。ただただ真由美を愛したい気持ちで満たされていった。


「真由美さん。俺ヤバいかも」
「ふふふ。何が?」
「ヤバいくらい真由美さんのこと好きになってる。マジでありがとう。一生大切にする」
「私も圭吾くんのこと大切にするからね。二人でもっともっと幸せになろうね」
「うん。一緒に幸せになろう。愛してるよ、真由美さん。本当に愛してる。大好きだ」

 結婚までの日々も、結婚してからの日々も二人は強く強く愛し合った。今もなお愛し続けている。そうして二人は三人の子宝にも恵まれ、幸せな、とてもとても幸せな家庭を築いている。
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