全部全部、こんなはずじゃなかったのに。
「なんかだるいな、、 熱っぽい」
今朝から体調が悪かった。でも、学校に行って授業を受けないと、追いつけなくなるから、気持ちを奮い立たせて学校に向かった。

放課後、先生に少し用事があって、教室のある3階から1階の職員室に向かっていた。

階段を降りていると視界が一瞬白くなった。フラっときた。そして、私は階段を踏み外しているはずだった。

けれど、誰かに支えられていた。

それは、蓮だった。
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