この光が消えても~雪とイルミネーション物語
「もし10年後、僕たちがまだ仲良ければ、今度は点灯している時に来て手を繋ぎたい」

「イルミネーション、その時もやってたら良いよね。ってか来年で良くない?」

「10年後が良いんだ。それまでにきちんとした大人になるから」

 彼は私を見送る時、笑顔でそう言っていた。




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