この光が消えても~雪とイルミネーション物語
数分おきにスマホを見て、時間と彼からの連絡が来ていないかを確認した。こっちから何か送れば良いのだと思った。けれど、また既読マークだけ付いて返事が来なかったら切なすぎるなぁって考えると送れなかった。
スマホを見る度に時間が数分進んでいるだけで、連絡は一切なかった。確認する度にあと5分だけ待つ気持ちになり、遂にイルミネーションが消灯してから20分待っても来なかったから、帰ることにした。
本当は別れたくない。
彼の気持ちを確認したかったって事もあって、別れるなんて言葉を送ってしまったけれど。彼の心には少しも影響がないのかもしれない。
もう、絶対にこっちからは連絡しない。
無意識に唇を強く噛んでいた。
目の前の雪がとても苦くみえる。
スマホを見る度に時間が数分進んでいるだけで、連絡は一切なかった。確認する度にあと5分だけ待つ気持ちになり、遂にイルミネーションが消灯してから20分待っても来なかったから、帰ることにした。
本当は別れたくない。
彼の気持ちを確認したかったって事もあって、別れるなんて言葉を送ってしまったけれど。彼の心には少しも影響がないのかもしれない。
もう、絶対にこっちからは連絡しない。
無意識に唇を強く噛んでいた。
目の前の雪がとても苦くみえる。