思春期の青へ
こんな子供じみたことを考えてしまう私が嫌い。
いつもならすぐまゆかに相談したんだろうけど、新しい友達が出来たところを見たせいか言いづらい。
まともに友達が出来ていないのが私だけだと確定してしまうのが怖い。
私は現実から逃げている。
そんな不安を抱えたまま夏休みに突入した。
(毎日会わなくていいの、丁度いいのかも)
というか夏休みに入って以来、家族以外と会っていない。
一応地元の花火大会はまゆかと行く約束をしているが、それ以外は何もない。
暇を持て余してスマホをいじっていると、美海ちゃんと杏菜ちゃんのLINEのアイコンがペア画になっていることに気づいた。
しかも2人の自撮りだから、一緒に遊んだということが分かる。
心臓が締めつけられたように錯覚した。
見たくないのに、忘れてしまいたいのにそのアイコンを凝視してしまう。
ハブられたというわけではない。
だって2人にとってはこれが当たり前だと思うから。
グループは2人で完結していて、私はただの部外者だったのだろう。
美海ちゃんにとって私は、友達ができるまでの橋渡しに過ぎなかったのかもしれない。
私だってそんなことを無意識に思っていたのだろう。
いつもならすぐまゆかに相談したんだろうけど、新しい友達が出来たところを見たせいか言いづらい。
まともに友達が出来ていないのが私だけだと確定してしまうのが怖い。
私は現実から逃げている。
そんな不安を抱えたまま夏休みに突入した。
(毎日会わなくていいの、丁度いいのかも)
というか夏休みに入って以来、家族以外と会っていない。
一応地元の花火大会はまゆかと行く約束をしているが、それ以外は何もない。
暇を持て余してスマホをいじっていると、美海ちゃんと杏菜ちゃんのLINEのアイコンがペア画になっていることに気づいた。
しかも2人の自撮りだから、一緒に遊んだということが分かる。
心臓が締めつけられたように錯覚した。
見たくないのに、忘れてしまいたいのにそのアイコンを凝視してしまう。
ハブられたというわけではない。
だって2人にとってはこれが当たり前だと思うから。
グループは2人で完結していて、私はただの部外者だったのだろう。
美海ちゃんにとって私は、友達ができるまでの橋渡しに過ぎなかったのかもしれない。
私だってそんなことを無意識に思っていたのだろう。