雲のように遠いあなたは。
「お2人さーん、もう暗いんだから早く帰りなよー!」


ネイル先生の声。

はーいと、言うけれど全然帰る気はない。


だって、先生が塾から出てくるまでは帰れないじゃない?

それを、二葉も分かってるから先生に会うまでは一緒に話をしてくれている。


駐輪場の隣は、先生たちの車が止まっている駐車場だ。
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