雲のように遠いあなたは。

「すみません…」

ははっと笑いながら、単語を急いでノートに移す。


先生との授業なんて、いつも通りすぐに終わってしまって帰る頃。


「じゃ、また。」


いつもとは、違って私よりも先に塾を出て行ってしまった先生。


なにか…あるのかな。


急いでたみたいだし…。
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