雲のように遠いあなたは。

びっくりして、咄嗟に後ろを振り向く。


…誰?


「いや、大丈夫です。」


そう言ってまた走り出そうとした時、腕を掴まれた。


なに…やだ…。


怖い…。


振りほどこうとしても、力が強くてどうすることも出来ない。


誰か…。


助けて…。
< 71 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop