授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜




  ***


「こんにちわ〜」


 桜木さんと歩いて数分で古民家カフェへと到着した。

 ドアを開けると「あら、滝脇さん。桜木さん。いらっしゃい〜」といつもと同じく温かく迎え入れてくれた。


「今日は二人が初めてのお客様よ。マッサージ、どっちが先にする?」


 私は桜木さんに先にどうぞと言えば、彼女はマッサージする個室に行ってしまった。


「滝脇さん、飲み物何にする?」

「えっと……この前飲んだコーヒーじゃないカフェラテってなんでした?」

「あ、ソイたんぽぽラテ?」

「はい! それです……この前美味しかったので、それがいいです」

「了解〜。じゃあ待っててねー」


 ここはちゃんとカフェメニューがあり、どれもが体に優しいものだったりノンカフェインだったりでとても魅力的なのだ。

 そこでもオススメしてもらったものはハズレがなくて、美味しいんだよね。


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