授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
「あ、侑埜くん。靴も俺の使ってくれればいいよ……あ、サイズ合うかな。それだと動きにくいと思うし」
「ありがとうございます」
「サイズは〜」
彼らが話している間に、ポシェットにスマホと庵さんからのお小遣いを入れて玄関に向かおうとしたのだけど愛結さんに「髪結んであげるよ、おいで」と言われて彼女にトップから大きめにほぐしたツインヘアをしてもらった。
ゆるゆるっとした雰囲気がナチュラルでかわいらしくツイン三つ編みヘアは甘い印象が強いが、編み込みがあることで子供っぽくない感じになっているけど大丈夫かな……?
「愛結さん、可愛すぎない?」
「大丈夫だよ。史菜ちゃんって可愛い顔してるし。それに久しぶりに会ったんだからお洒落しないと」
「ありがとうございます、とても可愛いです」
「良かったー! じゃ楽しんで来てね!」
私は愛結さんと彩愛さんに見送られて玄関に向かうとスニーカーを履いた侑埜さんがいた。
私も玄関を降りて、立ったまま履けるシューズを履いてから彼と一緒に公園に向かった。