授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「滝脇さん、さっき飲んだばっかりだけどたんぽぽラテする?」

「えっと、今はたんぽぽティーにします……あ、侑埜さんは何にしますか?」


 侑埜さんに問いかけると「同じのを」と言っていたのでたんぽぽティーを二つ注文してお金を払う。


「ありがとうね、可愛いね髪型」

「愛結さんがしてくれて」

「そうなんだ。可愛いよ……はい、お待たせ。たんぽぽティー二つ」


 私は受け取って侑埜さんに渡した。


「滝脇さん、席取っといたから案内するよ」

「ありがとうございます」

「いえいえー……ゆっくりして行ってねー」


 私は侑埜さんと案内された場所に行くとベンチに隣り合って座った。


「海が見えるんだね、ここも」


 お互い、何を話そうか悩んでたのか無言だったけど声を最初に出したのは侑埜さんだった。



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