授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
第2話
再会
「……はぁ、なんでこんなに怒られるんだろう。そんなにダメかな」
私はため息を吐きながらそんな言葉をこぼした。
今はお昼休みで、守衛室と寮の間にある中庭でお昼ご飯中だ。ここは本当に静かで、噴水の音しか聞こえない。水の音がとても落ち着く……
買って来たサンドイッチを食べながらどうしてこんなに言われないといけないのか考える。
考えても考えても、あの人に何かしてしまったのかわからない。
だけど、このままだと精神的にこわれてしまいそうだ。
でもそれを避ける方法もない。
対策練るにしろ、原因がわからないんじゃ何もできない。
「……うーん」
また午後からのことを思うと、涙が出そうだ。元お嬢様の何がいけないんだろう?お嬢様だって働いてる人いるのに!