授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「史菜ちゃんのせいじゃないよ、うちの母が余計なこと言ったからだ。……いや、俺が言葉足らずだった。俺もちゃんと毎日愛を伝えていたら良かったんだ」

「……い、いえ。侑埜さんは悪くはないです。私が」

「お互い言葉足らずだったんだ。だからこれからはしっかりと伝えていくから覚悟して」


 そう告げられ侑埜さんは私の額にキスを落とした。


「……着いたようだよ、降りようか」

「はい」


 侑埜さんは降りると、私の乗っていた方のドアを開けた。


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