授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「ピッタリですね! さすが旦那様」

「侑埜さんが選んだんですか?」

「そうですよ。ピンクで可愛いです。奥様にとても似合います」

「ありがとう……じゃあ、戻りましょうか」


 話をしながら地下から上がり部屋に戻ると、絃寧がお茶を用意してくれていた。

 お茶と言っても妊娠中でも大丈夫なノンカフェインのグリーンルイボスだ。以前は苦手だったが、今は大好物。本当、慣れってすごい。
 のんびりとルイボスティーを飲んでいれば、部屋のドアがノックされ「侑埜だけど入っていい?」とドアの奥で聞こえてきて絃寧がドアを開けると彼が入って来た。




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