授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
スイートルームは、ベッドルームとリビングルームで分かれていてリビングの方には普通のホテルと同じようなテーブルとイスがあり存在感のあるソファがあった。
「史菜、座って。お茶淹れるから」
「侑埜くん。ありがとう」
ソファに座る前に景色が一望できる窓に近づくとベリが丘が一面に見渡せた。
綺麗……
「史菜。今日は黒豆茶にしてみたよ」
「えっ、ありがとう……」
「ティーパックだからインスタントなんだけどね、きっと美味しいはずだよ」
普通のインスタントより美味しいんじゃないかな……
だって、このホテルにあるお茶なんだもん。絶対美味しいよ。
「いただきます……いい香り」
香ばしい香りに癒されながら口をつける。やっぱり美味しくて景色を堪能して夕食まで過ごした。