授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「滝脇さん釣れませんね……そんなんじゃ、結婚できないですよ。せっかく元令嬢といえど、この街で働いてるのに勿体無い」


 結婚は諦めてるし、ここで働けるなら万々歳なんだけどね。


 受付業務が終わり、守衛室に戻る。


「ただいま戻りました。代わります」

「あ、滝脇さん。先に休憩行って来なよ」


 モニター前に座る同僚にそう言われて休憩に入ろうと上着を羽織って守衛室を出て休憩に入った。

 十五分ほどなので水分を補給をしてからトイレに向かう。トイレもとても綺麗で使用するのが怖くなるくらいだ。

 お掃除さんが頑張ってくれているのだろうと思い、お辞儀をした。


「……あ、もう来たのか」


 情緒不安定だったのは生理が来るからだったんかも……これから生理痛酷くなりそう。
 
今痛み止めは持ってないからあと数時間だし頑張ろうと意気込みトイレから出ようとしたのだが名前を呼ばれた。


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