授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「……どうだった? 赤ちゃん」

「元気そうでした。先生には頭が下がっていて産まれるの早いかもって言われました」

「え!」

「あ、でも花火は大丈夫そうですよ。楽しんでって言われましたし」

「そ、そうか……」


 心配な表情を見せて「大丈夫なのか、ならいいのだけど」とブツブツ言っている。


「旦那様、もし破水しても私がいますので病院への連絡はお任せください」

「あぁ、そうだな。うん……まぁ、お義母さんたちもいるし」

「そうですよ。先輩ママが二人もいますし、長谷さんも助産師さんもいらっしゃいます大丈夫です」


 そんな会話をしながら歩き、玄関口に行くと運転手さんがもうすでに待っていてくれてまたホテルへともどった。


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