授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
「文句言わない。私の若い頃は、もっとやってたわ」
「すみません、やります」
「最初から頷いてよねーじゃ、よろしく」
そんなふうに押し付けられた私は、巡回をすることになり夕方の巡回コースに向かった。
終わる頃には、もうフラフラで守衛室まであと少しというところで座り込んでしまう。
もう、動けない……終わるし、少し座っていこうと座り込んでいると足音がして椿谷さんかもしれないと思ったら頑張って立ち上がった。
こんな場所で座り込んでいたら叱られてしまうかも、もう限界でお腹痛いのにとふわふわ状態で足音の方を向くと男性がいた。
椿谷さんじゃなかった……よかった。
って、違う!良くない!こんな姿見られたらいけないでしょ!?