授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
診察をされ、内診で子宮口の様子を見られる。
「い、痛い……いたたた」
「子宮口五センチくらい開いてきてるからね」
陣痛が五分おきだったのが、三分おきに痛みがくる。
余裕がなくなってきて教えてもらった呼吸法をしながらも腰も痛くなってきて砕けそうなくらいに腰が痛い。
とにかく痛い。
泣きそうなくらいの痛みで唸るしかない。
「子宮口が八センチ開いてきたよ分娩台にするねー」
だんだんどこが痛いのかわからなくなっていると、侑埜くんが手を繋いでくれた。
「大丈夫、そばにいるから、頑張れ」
痛すぎて声に出す以上に叫ぶかのように声が出る。自分でも聞いたことないくらいの唸っている声が大きく聞こえた。
こんな声、侑埜くんに聞かせたくないしこんな顔も見せたくないと思ったりしたが段々考える余裕すら無くなってきた。