授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
「元気な女の子ですよー」
「……はぁ、良かった……」
出たのはその言葉だった。
「史菜、ありがとうっ。よく、頑張ったね」
「う……ん、ゆきやくん……」
侑埜くんは感動していて赤ちゃんを見て「可愛いな、とても」と呟いてから私の頭を撫でた。
小さな小さな赤ちゃんを無事産まれてくれたことに感謝しながら、私は侑埜くんと笑い合った。