授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
第2章

第4話



ディナー


 先輩とお出かけをして一ヶ月。

 あれから、仕事終わりに食事に行ったりお休みにサウスエリアにある海が眺められる大きな公園の【サウスパーク】に行ってみたりしていた。


「史菜ちゃん、おはよう」

「おはようございます……もう、こんにちはですよ? 唐橋さん」

「あはは、そうだね。ここ、いい? 座っても」


 私がどうぞどうぞと言えば、唐橋さんは隣に座った。


「お昼ごはん、サンドイッチ?」

「はい。昨日、美味しそうなパンをいただいたのでサンドしたんです」

「へぇ〜美味しそうだね、サンドイッチか。史菜ちゃんは好きなの?」

「そうですね。昔からサンドイッチ自体は好きです」


 あの日から距離は縮まり、お昼休みは一緒に過ごすことが増えた。連絡もほぼ毎日にようにしている。



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