授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
現在、十三時三十分ごろ。
もうお昼は過ぎているけど、お腹は空いている。
「じゃあ、卵料理のお店でも行こうか。美味しいんだよね」
「唐橋さんのおすすめですか?」
「うん。とても美味しいところだよ」
唐橋さんに連れられてレストラン街のある三階へやってきた。レストラン街には、和洋中の専門店が揃っている。
私は彼のおすすめだという卵料理のお店に入ると数分待っていたら席に案内された。
席に座ると一緒にメニューを見る。メニュー数が多くて迷ってしまうなぁ
「史菜ちゃんは何食べる?」
「か、唐橋さんは何を食べるんですか?」
「俺はこのAランチかな」
Aランチは、創作オムライスにサラダ、スープとデザートというセットだ。
オムライスのソースが和風と洋風で選べるので私は洋風を頼んだ。料理が来るのを待ちながら唐橋さんとお話をする。