授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜
それから食べ終わると、ここにきた目的であるレストランに着ていく服を買うためにアパレル店に入った。
店内は高級店だからかとてもシックな雰囲気で、ドレスが何着か掛けてあってキラキラしていて圧倒される。
「……似合う服をあるだけ持ってきてくれる?」
「畏まりました、試着室にご案内しますね」
店員さんに試着室へと案内を受けると、すぐに服が掛けることのできるカートをコロコロとやってきた。
「……では、まずはこちらから」
私は服を受け取ると、試着室のドアを閉めて一応鍵をした。
一着目、二着目はレースのシフォンワンピースでラベンダーとパステルピンク。
三着目はベージュのコクーンワンピース。四着目は胸元にフリルのあるシフォンのグレー色のレースワンピースを。
それからも何着か着て、唐橋さんは二着を選び迷うことなく購入してしまった。