授かり盲愛婚。 〜ハイスペ紳士とラグジュアリ一な一夜を過ごしたら、愛の結晶を宿しました。〜



「……承諾したってことでいい?」


 唐橋さんに問われ、頷けば再び唇同士が重なった。


「……んっ」


 触れるような優しくて甘いキスが降ってきて、角度が変わった。ゆっくりと繰り返され、後頭部に唐橋さんの手が触れた。

 お酒を飲んで酔った時よりもフワフワしていくのがわかる。

 唇が離れると、数分キスしていただけで息切れを起こしてしまっていた。


「……可愛い、史菜ちゃん」

「そんなこと、は……」

「可愛いよ。そんな甘い顔されたら食べたくなる」


 唐橋さんは、私の唇を指で触れると唇同士を重ねた。

 そして唇をこじ開け舌で割って私の口内に侵入させる。


「んっ……っ」


 口内を唐橋さんの舌が這って触れられた場所が熱くなる。初めは苦しかったけど、だんだんと甘く溺れそうになっていく。

 キスをされながら耳を指がなぞられ、快感が襲って来るのがわかった。

 唇同士が離れると、唐橋さんに横抱きにされてベッドへと降ろされる。






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